2021年3月より急速に注目を浴びたNFT(Non-Fungible Token:非代替性トークン)。
各ニュースにも大々的に取り上げられたことから、知っている人も多くいると思います。
しかも、NFTの取引される値段が何千万、何億とすることから、そのインパクトも強いことでしょう。
そのニュースを見て、「私も欲しい!」と思ったことはありませんか?
ニュースで報道されるくらい話題ですから、NFTをはじめたくなるのも自然なことです。
ですが問題は、NFTをどうやって買うのか?
そこで、完全初心者からでも安心してNFTを買うことができるように、画像を用いて7ステップで解説しようと思います。
OpenSeaでNFTの買い方を7ステップで紹介!
野菜を買うなら八百屋というように、NFTもNFT専門店で買う必要があります。
世界的に有名なのが「OpenSea」という、NFTマーケットプレイスです。
しかし、OpenSeaでは普段私たちが使っている法定通貨(日本円や米ドルなど)ではなく、仮想通貨で取引するのが一般的。
「Ethereum(イーサリアム)」という仮想通貨が使われます。
このイーサリアムを手にするまでにいくつか段階を踏み、NFTを購入するまでにも段階を踏みます。
この一連の流れを「7ステップ」にわけて、丁寧に解説していきたいと思います。
NFT購入までの7ステップ
- 国内取引所「bitFlyer」に登録して、仮想通貨(ビットコイン)を購入
- 海外の取引所「BINANCE」に登録して、購入したビットコインをバイナンスへ送金
- バイナンスでビットコインとイーサリアムの取引を行う
- NFTマーケットプレイスである「OpenSea」と仮想通貨ウォレット「MetaMask」の登録
- メタマスクにPolygon(ポリゴン)ネットワークを追加
- バイナンスからメタマスクにイーサリアムを送金
- お気に入りのNFTを購入
1:国内取引所「bitFlyer」に登録して、仮想通貨(ビットコイン)を購入
仮想通貨を購入するには、仮想通貨取引所に登録する必要があります。
私がおすすめする国内仮想通貨取引所は「bitFlyer(ビットフライヤー)」。
おすすめのポイント
- ビットコインの取引量が6年連続No.1
- 業界最長7年以上もハッキング被害なし
- 14銘柄と種類が多い
- シンプルな作りで使いやすい(私も実際に使用中)
- レバレッジ取引にも対応(2倍)
もちろんいいところばかりではなく、悪いところもあります。
悪いポイント
- スプレッドは普通
- 取引所はビットコインのみの取引
- 入出金の手数料がかかる
こちらの記事で詳しく解説してますので、ご参考にしてください。
ビットコインは「取引所」での購入をおすすめします。
見えない手数料こと「スプレッド」が安く済むからです。
はじめての方でもわかりやすいように、実際に取引を行っている記事がありますので、こちらをご参考にしてください。
2:海外の取引所「BINANCE」に登録して、購入したビットコインをバイナンスへ送金
ビットフライヤーでビットコインの取引ができたら、次は海外の取引所である「BINANCE(バイナンス)」へ送金します。
※ビットフライヤーでもイーサリアムを購入できますが、販売所での購入になるので、スプレッドの問題からおすすめできません。
バイナンスはこちらから登録できます。
今なら手数料の10%をキャッシュバック!
ビットフライヤーからバイナンスへの送金方法は、こちらの記事で詳しく解説してますので、ご参考にしてください。
3:バイナンスでビットコインとイーサリアムの取引を行う
海外の取引所であるバイナンスへビットコインの送金ができたら、今度は取引所で「イーサリアム」との取引を行います。
ですが、その前にやることがあります。
バイナンスではバイナンスが発行している「Build and Build(BNB)」、旧:バイナンスコインを持っていることで、手数料が「25%オフ」になります。
まずはBNBとの取引を行いましょう。
だいたいですが、約5,000円ほどあればいいと思います。
BNB、イーサリアムと実際に取引を行なっている記事がありますので、こちらをご参考にしてください。
4:NFTマーケットプレイスである「OpenSea」と仮想通貨ウォレット「MetaMask」の登録
現在、ビットフライヤーからバイナンスへ送金して、バイナンスでイーサリアムとの取引が完了している状態になります。
次は、NFTマーケットプレイスである「OpenSea(オープンシー)」の登録と、その際に求められる仮想通貨ウォレット「MetaMask(メタマスク)」の登録を行います。
メタマスクを使用する理由はこちら
- 取引所よりもウォレットの方がセキュリティが安全
- ウォレットで仮想通貨を管理することで、資産を分散できる
オープンシーとメタマスクの登録方法については、こちらの記事で詳しく解説してますので、ご参考にしてください。
5:メタマスクにPolygon(ポリゴン)ネットワークを追加
メタマスクはイーサリアム系のウォレットになります。
そのウォレットに新しく「Polygon(ポリゴン)」のネットワークを追加する必要があります。
下記の画像を見てください。

この画像はオープンシーで販売しているNFTの一覧になります。
赤で囲んでいるのはイーサリアムの必要数。いわゆるNFTの値段です。
左と右ではイーサリアムの色が違っています。
これは同じイーサリアムでもネットワークが違うことを示しています。
詳しくはこちら
Ethereum |
Ethereum on Polygon |
|
ブロック チェーン |
Ethereum | Polygon |
入手方法 | 取引所で取引 | Polygonで 移動 (ブリッジ) |
OpenSea の取引量 |
多い | 少ない |
OpenSea アイテム数 |
多い | 少ない |
OpenSea の価格 |
高め | 安め |
ガス代 | 高め | 休め |
オープンシーで一般的なのが「イーサリアム」での取引。
「ポリゴン」は取引量やアイテム数、価格など低めであることから、はじめての方向けといえるでしょう。
今回、購入したいNFTがポリゴンなので、ポリゴンネットワークを追加する必要があるのです。
メタマスクにポリゴンのネットワークを追加する方法は2種類あります。
それぞれ、解説していきます。
ポリゴンネットワークの追加方法①
※こちらの方が簡単だと思います。
1:「Polygon(ポリゴン)の公式サイト」に入り、「Use Polygon」「Add Polygon PoS Network to Metamask」をクリック。

2:「このサイトにネットワークの追加を許可しますか?」と出るので「承認」をクリック。

3:ネットワークの追加が終わり、「このサイトによるネットワークの切り替えを許可しますか?」と出るので「ネットワークを切り替える」をクリック。

4:メタマスク内にポリゴンのネットワークが追加されました。

ポリゴンネットワークの追加方法②
1:Googleの拡張機能である画面右上にある「パズルのピース」をクリックし、「MetaMask(メタマスク)」をクリック。

2:メタマスクが表示されるので、「イーサリアムメインネット」をクリックし、「ネットワークを追加」をクリック。

3:設定が表示されるので、「ネットワーク名」「新しいRPC URL」「チェーンID」「通信記号」「ブロックエクスプローラーのURL」を入力する。
- ネットワーク名:Polygon Mainet
※ ここはポリゴンとわかればいいので何でもOK。 - 新しいRPC URL:https://polygon-rpc.com
- チェーンID:137
- 通信記号:MATIC
- ブロックエクスプローラーのURL:https://polygonscan.com/
引用:Polygon公式サイト
4:メタマスク内にポリゴンネットワークが追加されました。

6:バイナンスからメタマスクにイーサリアムを送金
バイナンスからメタマスクにイーサリアムを送金します。
実際に送金しながら解説している記事がありますので、こちらをご参考にしてください。
7:お気に入りのNFTを購入
やっと購入段階まできました。もう一息なので頑張りましょう。
購入は簡単な方を紹介しています。
事前にイーサリアムをポリゴンネットワークにブリッジする方法は、下記で解説しています。
今回、購入するのは「The Pixel Slime」さんのNFT作品になります。
1:オープンシーホーム画面の検索に「the pixel slime」と入力しクリック。

2:検索に出てくるので「The Pixel Slime」をクリック。

3:「The Pixel Slime」さんの作品ページになります。下にスクロールしていき、目的の「The Slime #025」をクリック。ちなみに、①「このNFTの価格」②「この価格でどう?というオファー」③「お気に入りの数」になります。


4:「0.009WETH※」で購入したいと思うので「Buy now(購入する)」をクリック。「Make offer(値下げ交渉)」。※約3,500円

5:オープンシーがレビューしてないと出る場合ありますが、購入するNFTであることを確認して「チェック」。注文確定にも「チェック」を入れ、「Confirm Checkout」をクリック。


6:メタマスクにあるイーサリアムをポリゴンに変換する必要があるので「Convert(変換)」をクリック。

7:「0.009ETH」をポリゴンに変換するのにガス代「0.00668192ETH※」かかることになります。「確認」をクリック。※約2,600円…高い。


8:変換するまでだいたい15分ほどかかりました。次に通貨のロックを解除するので「Unlock(解除)」をクリック。


9:署名の要求をされるので「署名」をクリック。

10:サインメッセージが出るので「Sign」をクリックし、また署名の要求されるので「署名」をクリック。


11:無事に「The Slime #025」を購入することができました。これで完了になります。お疲れ様でした。

イーサリアムをポリゴンへブリッジさせる方法
1:「Polygon Web Wallet v2」に入り、「ポリゴンブリッジ」をクリック。

2:「イーサリアムチェーン」が手持ちのイーサリアム。ポリゴンへブリッジさせるので、「エーテル:0.01※」と入力し、「移行(ブリッジ)」をクリック。※購入したいNFTの価格によって変更。

3:重要「継続する」をクリック。最大のガス代の見積もりが出ます。


4:転送の確認「継続する」をクリック。※メタマスクのネットワークがイーサリアムになっていない場合、イーサリアムへの変更を求められるので変更する。



5:「0.01ETH」をブリッジさせるのにガス代「0.00348733ETH※」。「確認」をクリック。※約1,350円かかりました。


6:転送の確認から完了するまで15分ほどかかりました。



7:「Polygon Web Wallet v2」に戻り、「ポリゴンウォレット」をクリック。

8:「ETH・Ether - PoS」にちゃんと「0.01ETH」が入っていることがわかります。画像右のメタマスクをクリック。

9:ポリゴンへネットワークの切り替えを求められるので、「ネットワークを切り替える」をクリック。

10:「0.01ETH」を確認して「トークンを追加」をクリック。無事にポリゴンに「0.01ETH」が送金されました。お疲れ様でした。


まとめ:難しいと自分で壁を作っては何もできない
NFT購入までのまとめ
- 国内取引所「bitFlyer」に登録して、仮想通貨(ビットコイン)を購入
- 海外の取引所「BINANCE」に登録して、購入したビットコインをバイナンスへ送金
- バイナンスでビットコインとイーサリアムの取引を行う
- NFTマーケットプレイスである「OpenSea」と仮想通貨ウォレット「MetaMask」の登録
- メタマスクにPolygon(ポリゴン)ネットワークを追加
- バイナンスからメタマスクにイーサリアムを送金
- お気に入りのNFTを購入
登録しないといけない取引所にウォレット、マーケットプレイスなどありますが、どこも調べればやり方はすぐに出てきます。
やり方を見ながら登録すれば、おそらく誰でもできるでしょう。
必要以上に難しくしているのは「自分自身」です。
「やってみよう」と思ったらすぐに行動あるのみ!
その行動1つであなたは変えられます。