仮想通貨をはじめてまずぶち当たるのが、仮想通貨取引所選びの壁です。
国内の仮想通貨取引所は無数にあり、金融庁の登録※があるものだけで30社あります。※【暗号資産交換業社登録一覧 - 金融庁】
はじめての人はどこの取引所を選んでいいかわからなくなって、萎えてやめてしまうなんてことありませんでしたか?
そんな悩みを解決するために、はじめての人でも安心して選ぶことができる、仮想通貨取引所7社をランキング形式で紹介します。
この記事では、前半に仮想通貨の専門用語の説明をして、後半におすすめの仮想通貨取引所7社をランキング形式で紹介します。
1位 | 2位 | 3位 | 4位 | 5位 | 6位 | 7位 | |
bitFlyer | Coincheck | GMO コイン |
DMM |
Bitbank | SBI VC トレード |
BITPONT | |
信頼性 | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
取扱銘柄 | 14銘柄 | 16銘柄 | 18銘柄 | 14銘柄 | 14銘柄 | 7銘柄 | 12銘柄 |
販売手数料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
取引手数料 | 無料 | 無料 | Maker: -0.01% Taker: 0.05% |
※取引所 なし |
Maker: -0.02% Taker: 0.12% |
無料 | 無料 |
レバレッジ | 2倍 | なし | 2倍 | 2倍 | なし | なし | なし |
入金手数料 | 住信SBI ネット銀行 :無料 住信SBI ネット銀行 以外:330円 |
無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
出金手数料 | 三井住友 銀行: 3万円未満 220円 3万円以上 440円 三井住友 銀行以外: 3万円未満 550円 3万円以上 770円 |
407円 | 無料 | 無料 | 3万円未満: 550円 3万円以上: 770円 |
住信SBI ネット銀行 :無料 住信SBI ネット銀行 以外:145円 |
無料 |
仮想通貨取引所の用語解説
仮想通貨取引所を利用する上で、最低限取引所の専門用語は知っておく必要があります。
競馬場行っても馬券の買い方を知らなかったら意味がないのと同じです。
すべて覚える必要はありませんというか、必要なもの以外は徐々に覚えていけばいいと思います。
理解するのが難しいものもありますので、焦らずにゆっくり覚えてください。
取り急ぎ覚える必要があるのがこの8つです。
できる限りわかりやすく説明しますので、よろしくお願いします。
-
【専門用語8つ】
- 流動性
- 出来高
- 販売所と取引所の違い
- 販売所と取引所の手数料
- 取扱銘柄
- スプレッド
- レバレッジ
- 最低取引単位
1:流動性(liquidity)
仮想通貨における流動性とは、「簡単に換金ができるか」ということです。
取引所に人が集まり、取引が活発に行われているなら、そのコインは市場に多く出回っているので、「コインの現金化」や「他のコインと交換」がしやすい状況にあります。
例えば、日本国内において知名度の高い「ビットコイン」。
他の仮想通貨に比べて知名度が高く取引量も多いので、安定して日本円に交換することができる、つまり流動性が高いということです。
では、逆に流動性が低くなるどうなるか?
市場での変動が大きくなり、仮想通貨の価格が急上昇するなど、不安定になってしまいます。
そんな不安定な環境で取引なんてリスクが大き過ぎるので、誰もしたがりませんよね。
仮想通貨取引所の選択において、流動性は大きな指標になります。
2:出来高
仮想通貨における出来高とは、一定期間に成立した取引量のことになります。
「Bitcoin日本語情報サイト」で国内ビットコイン市況の「出来高(24h)」であれば、24時間以内に成立したビットコインの数量ということ。
仮想通貨の出来高は、その数量が大きいほど成立した総額が大きいことになるので、市場が活発かどうかの指標になります。
なお、海外では一般的に出来高は「vol」または「Volume」で表記されます。
3:販売所と取引所の違い

仮想通貨における「販売所」と「取引所」の違いは以下の通り。
メモ
販売所:ユーザーと取引所の取引取引所:ユーザー同士の取引
そして、販売所と取引所の1番の違いは「手数料」。
販売所よりも取引所の方が手数料は圧倒的に安くなっています。
「では、取引所で取引すればいいのでは?」と思うかもしれませんが、販売所にもメリットはあります。
それに、取引所はユーザー同士で取引を行うため、はじめての人には少し難しくなっています。
まずは、はじめての人でも簡単に購入できる販売所で購入しましょう。
メリット | デメリット | |
販売所 |
すぐに取引ができる |
手数料が高い |
取引所 |
手数料が安い |
取引できる銘柄が少ない |
4:販売所と取引所の手数料
仮想通貨取引所の手数料は「無料」のことが多いですが、その中で「Maker:-0.02%、Taker:0.12%」と書かれているものが手数料になります。
「GMOコイン」「Bitbank」の取引所で設定されています。
取引所では仮想通貨の売買注文を表示されたボード(板)を使って取引を行うため、板取引などとも呼ばれます。
メモ
Maker:取引所の板に載っていない取引を新たに「作る」ため、Maker(メイカー)と呼ばれる。Taker:取引所の板に載っているものを「取る」ため、Taker(テイカー)と呼ばれる。
取引を作る=流動性を生むため、メイカーの方が手数料が安くなっています。-0.02%なのでむしろ増えます。
5:取扱銘柄
仮想通貨における取扱銘柄とは、その取引所で取扱のある「仮想通貨の種類」になります。
10銘柄であれば10種類の仮想通貨を取扱っているということ。
取扱銘柄が多いほど、さまざまな種類の仮想通貨に触れることができますが、そこは目的に応じて決めればいいと思います。
取扱銘柄が多い=いい取引所ではないので注意です。
なお、販売所と取引所で取扱銘柄が違うので、そこもしっかり把握しましょう。
6:スプレッド
仮想通貨におけるスプレッドとは、見えない手数料ともいわれ、仮想通貨取引所の収入源になります。
その中身は、仮想通貨の販売所や取引所で売買が行われる際に発生する、買値(Ask)と売値(Bid)の差額のこと。
例えば、ビットコインを501万円で購入して、売却するときは500万だとしたら、差額の1万円がスプレッドにあたります。
このスプレッドは仮想通貨取引所によって違うので、なるべくスプレッドが安いところを探すといいでしょう。
7:レバレッジ
仮想通貨におけるレバレッジとは、少ない資金で大きな金額の取引を行うことです。
例えば、自己資金10万円でレバレッジ2倍までなら、10万円を元に20万円分の資金を動かせるということ。
大きな資金を動かせる反面、損失も大きくなるので、はじめての方にはあまりおすすめできません。
8:最低取引単位
仮想通貨における最低取引単位とは、「いくらから買えるか?」ということです。
例えば、1ビットコインが500万円だとして、最低取引単位が「0.0000001BTC」だとしたら、500円からビットコインを購入することができるということです。
仮想通貨取引所によって最低取引単位は違うので注意しましょう。
はじめてでも安心して利用できる仮想通貨取引所7社
仮想通貨の専門用語がある程度わかったら、仮想通貨取引所を選んでいきましょう。
結論からいうと以下の順になっています。
選んだポイントは会社の親元「信頼性」、「流動性は高いか?」、「手数料・スプレッドは安いか?」、「入出金の手数料は安いか?」になります。
それぞれ、1社ずつ紹介していきますね。
-
【仮想通貨取引所7社ランキング】
- bitFlyer
- Coincheck
- GMOコイン
- DMM Bitcoin
- Bitbank
- SBI VCトレード
- BITPOINT
1位:bitFlyer(ビットフライヤー)

ビットコインの取引量6年連続No.1※の実績を持つビットフライヤー。
※Bitcoin 日本語情報サイト調べ。国内暗号資産交換業者における 2016 年 ~ 2021 年の年間出来高(差金決済 /先物取引を含む)
仮想通貨取引所において、取引量が多いのは大きなポイントになります。
業界最長7年以上もハッキング被害を受けていないというセキュリティの安全性の高さ、信頼できる取引所といえます。
しかも、なんと100円からビットコインなど14銘柄の仮想通貨を売買することができます。
スマホアプリがシンプルな作りで、直感的にも操作ができる使いやすさもおすすめできるポイントです。
ビットフライヤー | |
信頼性 | ◎ |
取扱銘柄 (販売所) |
14銘柄(BTC、XRP、ETH、LINK、DOT、XTZ、XLM、XEM、BAT、ETC、LTC、BCH、MONA、LSK) |
取扱銘柄 (取引所) |
1銘柄(BTC) |
手数料 (販売所) |
無料※別途スプレッドあり |
手数料 (取引所) |
0.01~0.15% |
最低取引単位 (BTC) |
0.00000001BTC(販売所) |
レバレッジ取引 |
2倍 |
入金手数料 |
クイック入金:住信SBIネット銀行は無料 |
出金手数料 |
三井住友銀行:3万未満220円。3万以上440円。 |
送金手数料 (BTC) |
0.0004BTC |
2位:Coincheck(コインチェック)

コインチェックといえば2018年1月に起きた『NEM流出事件』の悪いイメージですが、その後、東証一部上場企業『マネックスグループ』に買収され、セキュリティも大幅に強化されました。
2020年のスマホアプリダウンロード数No.1※を誇り、取扱銘柄も16銘柄と豊富。
※2020年1月 - 12月(データ協力:App Annie)
スマホアプリは直感的にも扱いやすく、はじめての人向きといえるでしょう。
取扱所の手数料が無料になっており、各種手数料も安くなっています。
仮想通貨は500円から買うことができます。
コインチェック | |
信頼性 | ◎ |
取扱銘柄 (販売所) |
16銘柄(BTC、XRP、ETH、BCH、XEM、FCT、LSK、LTC、ETC、XLM、MONA、QTUM、BAT、IOST、ENJ、OMG) |
取扱銘柄 (取引所) |
5銘柄(BTC、ETC、FCT、MONA、PLT) |
手数料 (販売所) |
無料 |
手数料 (取引所) |
無料 |
最低取引単位 (BTC) |
0.001BTC以上、かつ日本円で500円相当額以上(販売所) 0.005BTC以上、かつ日本円で500円相当額以上(取引所) |
レバレッジ取引 |
取扱なし |
入金手数料 |
銀行振込(日本円):無料 コンビニ入金 |
出金手数料 |
407円 |
送金手数料 (BTC) |
0.0005BTC |
3位:GMOコイン

親会社が東証一部上場の「GMOインターネット株式会社」であり、堅牢なセキュリティを誇るため、信頼できる取引所になります。
取扱銘柄が多く、20銘柄と国内No.1。
口座開設費をはじめ取引所の手数料が無料になっており、各種手数料もすべて無料。
オリコン顧客満足度もNo.1※になった実績もあり、おすすめできる取引所になります。
※2021年 オリコン顧客満足度®調査 暗号資産取引所 現物取引 第1位
仮想通貨は1,000円未満から取引が可能です。
GMOコイン | |
信頼性 | ◎ |
取扱銘柄 (販売所) |
18銘柄(BTC、ETH、BCH、LTC、XRP、XEM、XLM、BAT、OMG、XTZ、QTUM、ENJ、DOT、ATOM、ADA、MKR、DAI、LINK) |
取扱銘柄 (取引所) |
9銘柄(BTC、ETH、BCH、LTC、XRP、XEM、XLM、XYM、MONA) |
手数料 (販売所) |
無料 |
手数料 (取引所) |
Maker:-0.01% |
最低取引単位 (BTC) |
0.00000001BTC(販売所) |
レバレッジ取引 |
2倍 |
入金手数料 |
無料 |
出金手数料 |
無料 |
送金手数料 (BTC) |
無料 |
4位:DMM Bitcoin

親会社が大手の「DMMグループ」であり、DMMグループで培われた高い技術力でセキュリティレベルも非常に高く、信頼できる取引所になります。
取引所は販売所のみですが、レバレッジ取引ができるのがポイント。
取引所の手数料が無料になっており、各種手数料も無料になっています。
サポート体制が厚く、土日祝も含めた365日サポート。さらに、問い合わせフォームやLINEからでもお問い合わせができます。
DMM Bitcoin | |
信頼性 | ◎ |
取扱銘柄 (販売所) |
現物:6銘柄(BTC、ETH、XRP、LTC、BCH、XLM) レバレッジ:14銘柄(BTC、ETH、XRP、LTC、BCH、XLM、ETC、XTZ、OMG、ENJ、XEM、QTUM、BAT、MONA) |
取扱銘柄 (取引所) |
ー |
手数料 (販売所) |
無料 |
手数料 (取引所) |
ー |
最低取引単位 (BTC) |
現物:0.01BTC(販売所) |
レバレッジ取引 |
2倍 |
入金手数料 |
無料 |
出金手数料 |
無料 |
送金手数料 (BTC) |
無料 |
5位: Bitbank(ビットバンク)

親会社は「ビットバンク株式会社」であり、セキュリティを第三者機関から高い評価得ていることから、信頼できる取引所になります。
仮想通貨の取引量は国内No.1※なことから流動性は高い。
※2021年2月14日 CoinMarketCap調べ
取引所の手数料が無料になっており、スプレッドが安いのがポイント。
リアルタイムで日本円が入金できるので、土日を含め24時間いつでも不足なく取引を行うことができます。
ビットバンク | |
信頼性 | ◎ |
取扱銘柄 (販売所) |
12銘柄(BTC、ETH、XRP、LTC、MONA、BCH、XLM、QTUM、BAT、OMG、XYM、LINK) |
取扱銘柄 (取引所) |
14銘柄(BTC、XRP、ETH、LTC、BCC、MONA、XLM、QTUM、BAT、OMG、XYM、LINK、MKR、BOBA) |
手数料 (販売所) |
無料 |
手数料 (取引所) |
Maker:-0.02% |
最低取引単位 (BTC) |
0.00000001 BTC(販売所) |
レバレッジ取引 | 取扱なし |
入金手数料 |
無料 |
出金手数料 |
550円(3万円未満) |
送金手数料 (BTC) |
0.0006BTC |
6位:SBI VCトレード

親会社は大手の「SBIグループ」であり、国内最大級のインターネット総合金融サービス事業を展開。堅牢なセキュリティから、信頼できる取引所になります。
取引銘柄が7銘柄と少ないですが、取引所の手数料、各種手数料も無料のため、コストを抑えて取引ができます。
スマホアプリの操作性が高いことから、簡単に操作することができ、はじめての人でも安心してお使いいただけます。
SBI VCトレード | |
信頼性 | ◎ |
取扱銘柄 (販売所) |
VCTRADE |
取扱銘柄 (取引所) |
VCTRADE Pro |
手数料 (販売所) |
無料 |
手数料 (取引所) |
無料 |
最低取引単位 (BTC) |
0.0001BTC(販売所) |
レバレッジ取引 |
取扱なし |
入金手数料 |
無料 |
出金手数料 |
住信SBIネット銀行:無料 |
送金手数料 (BTC) |
無料 |
7位: BITPOINT(ビットポイント)

取引所の手数料が無料になっており、各種手数料も無料になっています。
仮想通貨の取扱銘柄は12銘柄とやや少なめ。
2021年12月にレバレッジ取引が終了したことにより、現在は利用できません。
総合的に判断すると、はじめての方向けよりかは中級者向けといったところです。
ビットポイント | |
信頼性 | ◎ |
取扱銘柄 (販売所) |
現物:12銘柄(BTC、BCH、ETH、LTC、XRP、BAT、TRX、ADA、JMY、DOT、LNK、DEP) |
取扱銘柄 (取引所) |
7銘柄(BTC、BCH、ETH、LTC、XRP、BAT、TRX) |
手数料 (販売所) |
無料 |
手数料 (取引所) |
無料 |
最低取引単位 (BTC) |
現物:0.00000001BTC(販売所) |
レバレッジ取引 | 取扱なし |
入金手数料 |
無料 |
出金手数料 |
無料 |
送金手数料 (BTC) |
無料 |
まとめ:1歩踏み出せば世界は変わる!
1位 | 2位 | 3位 | 4位 | 5位 | 6位 | 7位 | |
bitFlyer | Coincheck | GMO コイン |
DMM |
Bitbank | SBI VC トレード |
BITPONT | |
信頼性 | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
取扱銘柄 | 14銘柄 | 16銘柄 | 18銘柄 | 14銘柄 | 14銘柄 | 7銘柄 | 12銘柄 |
販売手数料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
取引手数料 | 無料 | 無料 | Maker: -0.01% Taker: 0.05% |
※取引所 なし |
Maker: -0.02% Taker: 0.12% |
無料 | 無料 |
レバレッジ | 2倍 | なし | 2倍 | 2倍 | なし | なし | なし |
入金手数料 | 住信SBI ネット銀行 :無料 住信SBI ネット銀行 以外:330円 |
無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
出金手数料 | 三井住友 銀行: 3万円未満 220円 3万円以上 440円 三井住友 銀行以外: 3万円未満 550円 3万円以上 770円 |
407円 | 無料 | 無料 | 3万円未満: 550円 3万円以上: 770円 |
住信SBI ネット銀行 :無料 住信SBI ネット銀行 以外:145円 |
無料 |
正直、仮想通貨は覚えることも多いし、内容も難しいです。
私も何度も何度も調べて読み込んで、それでも完全にはわかっていません。
だけど、取引所は開設したし、実際にビットコインの購入までできました。
難しい難しいと敬遠しては何もできません。
難しいけど1歩踏み出すことが必要になってきます。
興味があるけどあと1歩が踏み出せなかったあなた。
今からはじめてみませんか?